初めて塗装する方へ 外壁塗装の役割
こんにちは!サンコウホームの橋爪です。
お家の屋根や壁の塗り替えをご検討中の方にお伝えしたいことがあります!
『そろそろ古くなってきたから…』
『お隣さんが塗り替え工事をやっていたから…』
『最近訪問販売の人が良く来るようになった…』
などきかっけは様々だと思います。
外壁塗装の工事は100万前後から、建物が大きくなればなるほど、150万以上にもなってしまうこともあります。
軽自動車1台購入するのと同じような費用がかかるのに、その大部分を塗装業者に丸投げしまうお客様がほとんどなのです。
あなたが車を買う時にはどんなことをされるでしょうか?
まずは欲しい車のカタログを手に入れ、ショールームに行って実物を見たり、似た車を扱っている他社のショールームを見に行ったり、営業の話を聞いたり、性能、価格を調べたりすると思います。
車だとご自分でいろいろ調べたり、比べたりする人がほとんどなのに、同じ費用の『外壁塗装』になったとたん、業者に丸投げしてしまうのはどうしてでしょうか?
それはきっと『よくわからない工事』だからではないでしょうか?
また、建物は私たちの体と同じです。例えば、足をけがしてすり傷ができたのに、そのままほっておきますか?消毒をしたり、絆創膏を貼ったりして、すぐに手当しますよね?
体が何かの病気にかかった場合、そのままにしておきますか?これ以上進行しないように、手術をしたり、薬を飲んだり治療しますよね。
ではなぜ建物の場合は何かあった場合すぐに手当しないのでしょうか?
建物もすぐに手当してあげないと傷みや劣化はどんどん広がります。また、高い薬が誰にでも効くということではないのと同じように、高い塗料だからといってどの建物にも合うということもありません。
既存の屋根や外壁の状態を確認し、どのような方法で、どのような塗料が合うのかをしっかり診断する必要があるのです!
このように屋根や壁の塗り替えをご検討の際は、外壁・屋根塗装のことをきちっと理解し、プロによる外壁・屋根診断を受けていただくとこが大切です!
ここからは『失敗しない塗り替えリフォーム』の秘訣をまとめました!
まずこちらをご覧ください!
何も知らないまま業者さんのセールストークに乗せられて安易な工事をしてしまう前に、ご一読いただければ幸いです!
塗り替えリフォームって本当にやらなきゃいけないの?
外壁の塗り替えには、主に以下のような2つの目的があります。
目的1. 外観の美しさを保つ
長年の太陽の紫外線や雨風の影響によって、だんだんと外壁の汚れが目立ってきたり、色が褪せてきます。
そこで、外壁を塗り替えることにより、新築かと思うほどに見違えるような、綺麗な外壁になります。
目的2. 建物を防水して寿命を延ばすこと
外壁塗装には大きくはこの2つの目的があるのです!住まいの顔ともいえる大事な外壁は外観を美しく見せる一方で、雨風や太陽光線、気温の変化などにもさらされ、汚れや劣化が進みやすい環境にあります。
何の手入れもせずに傷みやヒビ割れを放置しておくと、ヒビ割れが悪化したり、表面をこすったときに白い粉が出たり(チョーキング現象)、さらには水が浸み込んで内部が腐食・・・なんてことにもなりかねません。
逆に定期的なメンテナンスとしっかりとしたリフォームを行っていれば、数十年単位で家を守ることもできます。
チョーキング現象
チョーキング現象とは、塗膜(外壁に塗料を塗って出来る膜)の中にある顔料が粉化して表面に出てくる現象。
経年劣化とともに起こる現象ですが、防水の効果がきれているサインでもあります。
内部が腐食
外部からの雨漏れの影響で内部の断熱材・木材が腐食しています。
非常にひどい状況です。
また、外観の美しさや外壁の保護以外の目的でも、最近では時代のニーズを受けて、様々な材料が増えてきております。
■時代に合わせた新しい機能の例
1.断熱性などのエコロジーな付加機能
2.耐震性などの地震対策としての補強機能
3.光触媒などで壁の汚れや空気を浄化する環境対策機能
せっかく足場を組んで一から行う工事ですから、ただ外装を綺麗にするだけではなく、上記のように工事に付加価値をつけることも考えてみましょう。
住まいの定期的なメンテナンスをすることで、家をより良い状態に保ち、結果的に費用を無駄にかけないことにつながります。
住まいを大切にしたい方にとって、外壁の塗り替えリフォームは避けて通れない工事と言えます。
では続いて、外壁の種類塗り替え時期の目安について勉強しましょう。
外壁の種類と特徴
ご自宅の外壁材の種類をご存知ですか?
ご自宅の外壁材がどんな素材かご存知でしょうか?
住宅の外壁に使われている素材はモルタル(砂とセメントを水で混ぜたもの。仕上げは塗装や吹付など様々です)、窯業サイディング(セメント質と繊維質を原料にし板状に成形したもの。外壁材の主流になっている)、ALC(軽量気泡コンクリートパネルで鉄骨の建物やビルなどに多く使われている)、金属サイディング(表面はスチール板などで施し、裏には断熱材を入れたサイディングです。
ステンレスのような丈夫さとアルミのような腐食しにくい性質が特徴)、タイル(土や石などの自然素材を1300度という高温で焼き固めて作る外壁材。汚れやキズに強く、経年劣化が少ないのが特徴)などです。
外壁の素材や環境によっても劣化の進み具合、症状は様々です。メンテナンス方法も大きく変わってきますのでご自宅の外壁材の素材が何なのかをしっかり把握しておきましょう。
外壁材の劣化の症状・メンテナンス
塗り替え時期やメンテナンス方法は外壁材によって様々です。モルタル・窯業サイディング・ALCとそれぞれの劣化の症状や塗り替え時期・メンテナンス方法が変わってきます。
モルタル壁
【特徴】
砂とセメントを水で希釈して混ぜ合わせて、コテで塗りつけた外壁です。 防火性に優れており、強度が強い外壁材です。 防水性能が低くなると、急激に劣化が進みます。今から15~20年前は主流の外壁材でした。
【よく起こるトラブル】
- モルタルの剥離 ・クラック(ひび割れ)
- 紫外線による褪色 ・カビによる汚染
モルタルの外壁で目につきやすいのはヒビ割れ(クラック)です。小さなヒビ割れでも雨水が入り込んでしまい下地を傷めてしまいます。
傷みがひどくなると・・・
こちらの写真はヒビ割れに雨水が入りこんでしまい、下地のラスという材料がさびて、そのさびた水が流れ出てしまっている状態です。
このまま放置しておくとモルタル自身が剥がれ落ちてしまう恐れもあります。
そうなると塗装でメンテナンスすることは不可能です・・・
モルタルを一度はがして新しい材料に張替えということになりますので、コストも手間もかかります。
そうなる前に塗装をして防水の効果を高めてあげることが重要です。
窯業系サイディングボード
【特徴】
石膏・セメントを混ぜ合わせて硬化した外壁材です。
表面上のデザインが豊富で、タイル目・レンガ調などがあります。 優れた断熱性を持っていますが、寒冷地では凍害が問題となるケースがあります。 最近の住宅で、一番多く使われている外壁材です。
【よく起こるトラブル】
- 目地のコーキング割れ・ボードの反り ・チョーキング
- 紫外線による褪色 ・爆裂(寒冷地)
サイディングの外壁であっても、表面は塗装による被膜に守られています。そのため、色あせやチョーキング(壁を触ると手に白い粉がつくこと)などが起こりやすいです。
色あせやチョーキングは防水の効果がきれているサインです。防水がきれているということは外壁自体が雨水を吸いやすい状態にあります。
また、サイディングの継ぎ目・目地を埋めているシーリングも劣化するため、定期的にメンテナンスする必要があります。継ぎ目のヒビ割れ部分から雨水が入る可能性も大いにあります。劣化を放置するとこのような事態に・・・
こちらの写真は窯業サイディングに水が回り込んでしまい、表面が爆裂している状態です。湿気が外に出ようとして表面の仕上げが押し出され、めくれてしまっています。
このような状態では塗装は不可能です・・・
張り替えか上張りしか方法はありません。こちらも塗装よりははるかにコストがかかってしまいますね。早めのメンテナンスが必要です。
また、窯業サイディングの場合はサイディングとサイディングの継ぎ目のシーリングも大事な部分です。
写真のようにシーリングがヒビ割れている部分からも雨水は入ってしまいます。
新築時サイディングは現場で大きさを合わせてカットしていきます。表面は雨水をはじくように処理されていますが、カットした断面は現場でカットするため防水の処理が施されていません。ですので、しっかりと継ぎ目をシーリングでふさいで施工するんです。
ですが、シーリングの寿命は10年程度です。10年もたたないうちに写真のような状態になってきます。こうなってしまうとサイディングの断面は雨水を吸うばかりです。
窯業サイディングの場合、シーリング部分は材料や技術など見落としがちですが、とても重要なところです!
ALCボード(エアーライトコンクリート)
【特徴】
コンクリートを軽量気泡化した外壁材です。 断熱性・耐火性・耐久性に優れており、ビルなどにもよく使われます。塗装が劣化したままの場合、防水性が乏しいので内部からボロボロになります。手遅れになると、再塗装ができません。
【よく起こるトラブル】
- クラック(ひび割れ)、爆裂(寒冷地)
- 紫外線による褪色
ALCパネルは3階建て以上の建物やマンションなどでよく使われていますが、最近は2階建ての戸建住宅でも使われるようになっています。へーベルハウスや積水ハウスの建物でよく見られます。
表面に塗料が塗られておりサイディングと同様に定期的な塗り替えが必要です。劣化の症状としては目地部分のシーリングの劣化やヒビ割れ、チョーキング現象といったところです。ALCは建物が鉄骨できているため、ヒビ割れから雨水がはいってしまうと鉄骨がさびてしまいます。
鉄骨はさびると手のほどこしようがありません。雨水が入り込む前にメンテナンスすることが大事です。基本的にはサイディングと同じメンテナンス方法となります。
外壁塗装では『アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素』の4つの種類の塗料が使われます。アクリル塗料は耐久性が低いため、ほとんど使われなくなっています。ウレタン塗料は付帯部の塗装で使われますが、外壁塗装ではあまり使われません。
一般的にはシリコン塗料が使われ、耐久性を求めるのであればフッ素塗料が主流でした。しかし、最近では安価で耐久性の良い『無機塗料』が主流となっており、塗料も年々進化しています!
トタン壁
【特徴】
金属素材のサイディングボードです。金属素材のため、防水性が抜群で耐久性にも優れています。今から25~30年以上前に主流の外壁材でした。
【よく起こるトラブル】
- 白サビ・赤錆などの腐食
- 風による浮き・退色
金属系サイディングボード
【特徴】
スチールやアルミニウムなどの金属鋼板です。軽くて耐久性も高いので、既存の壁の上に貼り付けることができます。断熱効果にも優れており、さびにくいのも特徴です。
【よく起こるトラブル】
- スチール素材:サビ・褪色
- アルミ素材:傷がつきやすい
コンクリート壁
【特徴】
もっとも強度の強い外壁材です。防水効果が劣化すると、コンクリートの内部に水がしみ込み、専門的な改修が必要になるケースがあります。
【よく起こるトラブル】
- クラック(ひび割れ)、爆裂(寒冷地)
- 内部鉄筋の亀裂、破損
お住まいの家の外壁が上記のどんな材質なのか、どんな傷み具合なのか、ご自身ではよく分からないようでしたら、専門のリフォーム業者にご相談することをお勧めいたします。
塗料の種類と耐久性
塗料の種類によって何年持つかという耐久性があります。
1回の塗装で何年持たせたいかで選ぶ塗料も変わってきます!1回あたりの費用が割高でも、家の耐用年数からする塗り替えサイクルを考えると、塗り替え回数を減らせればトータルコストを抑えられます。
塗装は一生もつものではありません。1度の塗装をしても何年後かには、また塗装して家を守ってあげなければいけないのです。
塗装の回数を減らすために、できるだけ耐久性のいいものをと考えると、主流になってきている『無機塗料』をサンコウホームはおすすめしています!
塗料の比較表
セラミシリコン | スーパームキコート | ガイナ | アステックペイントEC5000PCM | |
---|---|---|---|---|
成分 | アクリルシリコン樹脂塗料 | シリコン系無機・有機ハイブリット塗料 | 水性シリコン特殊セラミック塗料 | ピュアアクリル塗料 |
耐久性 | ★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
耐汚性 | ★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
弾力性 | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★★ |
塗り替え時期 | 7年~10年 | 20年~ | 15年~20年 | 15年~20年 |
工事費目安【40坪】 | 80万 | 110万 | 130万 | 130万 |
おすすめポイント | 艶のある仕上がり。工事費がお値打ち | 艶のある仕上がり。耐久性が良い上工事費がお値打ち。 | 塗装と同時に、断熱・遮熱ができる。艶がなくシックな仕上がりに。 | 艶有・3部艶が選べる。防水性がよく外壁のヒビ割れを塗膜で守ってくれる。 |
工事費目安の価格は大まかですが、外壁の状態や塗料によってことなりますので、あくまでも目安としてお考えください。
一般的には、塗り替えリフォームには、以下の料金で構成しています。
足場代・塗料代(原価)+職人のコスト(人件費)+業者の利益
企業努力によって価格を下げることは当然ですが、塗り替えリフォームの場合、実は簡単に(原価)や(人件費)を省いてしまうこともできてしまうので、単純に価格だけで比較はできません。
外壁の種類と耐久性
外壁塗装の種類によって耐久年数が違うのって知っていますか?
トータルコストの比較
外壁塗装は一生もつものではありません!!
お客様かすると外壁塗装はできるだけ数を減らしたいリフォームのNO、1だと思います。
なるべくコストを抑えたい・・・そんな思いもあるかもしれません。
しかし、外壁塗装は一生もつものではありません。一般的なシリコン塗料は耐久性が10年です。新築でご自宅を建て、シリコン塗料で外壁塗装をした場合、次のメンテナンス時期は10年後にはやってきます。10年後にまた塗装・・・
シリコン塗料で外壁塗装をして、1回のコストを少し安く抑えられたとしても、何度も塗装の時期がまわってくるようでは、逆に高くついてしまいます。
高耐久の塗料でもお見積もりは、ぱっと見ただけですと金額で魅力を感じにくいかもしれません。しかし、実は『高耐久塗料』でお外壁塗装は自然とコストがかからないよう誘導してくれているのです!
例えば高耐久塗料スーパームキコートと一般的な塗料シリコン塗料で比べてみましょう!
スーパームキコート40坪
10年後 | 20年後 | 30年後 | 40年後 | トータル |
---|---|---|---|---|
1回目の塗装 | 2回目の塗装 | |||
110万 | 0 | 110万 | 0 | 220万 |
一般的なシリコン塗装40坪
10年後 | 20年後 | 30年後 | 40年後 | トータル |
---|---|---|---|---|
1回目の塗装 | 2回目の塗装 | 3回目の塗装 | 4回目の塗装 | |
80万 | 80万 | 80万 | 80万 | 320万 |
いかがでしょうか?1回の塗装は割高でもトータルコストでみると100万円の差ができました!塗装は一生もつものではありません、ただメンテナンスをしないと大事な家を守るとこもできないのです!定期的にメンテナンスは必要です!
30代で新築を建てたとすれば、2回~4回のメンテナンスが必要になります。ただ、塗装というのは何度もできるわけではありません!外壁塗装は回数を重ねすぎると塗料の付着が悪くなったり、耐久年数が低くなります。塗装ができる回数は多くても3回までです。
そうなると一般的なシリコン塗料での塗装は家にとってはあまりいい選択とはいえないでしょう。1回のコストが高くても高耐久塗料を選べば、トータルコストが抑えられ、塗装の回数も減らすことができます!
なぜ価格だけで業者をえらんではいけないのか?
同じ塗装工事なら、一番安くやってくれるところに頼みたい。
大切なお金ですから、あなたもそのようにお考えだと思います。
しかし、一方で安すぎると手抜きされるんじゃないか・・・
そんな不安もお持ちではないでしょうか?
塗り替えリフォームは、一生のうちで何度もするものではありません。
いくらぐらいが妥当なのか、という適正価格もわかりづらいと思います。
素人にバレない、手抜き工事の手口
こんなこともあります・・・
☓塗料を薄めて使う
塗料(ペンキ)は、原液のまま使う物や、季節や条件に合わせて少し薄めて(希釈して)塗ります。しかしこれを必要以上に薄めると、塗膜面の耐久性は落ちてしまいますし、塗料としての耐久性を保てません。
原価を下げるために、うすーくして塗ることもでき、さらに厄介なことに、完成したときにはプロの目でも適正な状態と見分けがつきません。
3年ほどすると塗装した部分が劣化してきたり、はがれてきたりして差が出てくるのですが、それまでは手抜き工事とされたかどうかが分からないのです!
☓重ね塗りしない
塗り替えリフォームは【下塗り】、【中塗り】、【上塗り】と3回塗りをします。
しかし、3回とも同じ色を塗るのが一般的なので、本当に3回塗りされているかどうかは工事後では確認はできません。
仮に2回塗りで済ませて手抜きした場合、人件費は単純に3分の2に減らせます。
2回塗りで済ませていた場合、剥がれや、劣化が見られるのは塗装して3年後にわかることなのです。
☓下地処理できれいに汚れを落とさない
女性がお化粧をする前に、必ず洗顔するのと同様、塗り替えリフォームでも最初に高圧洗浄で水洗いをします。
しっかり汚れを落とさずに、適当に水で濡らすだけなら人件費が下げられます。
上記と同様、完成してしばらくしてから化けの皮が剥がれてくるので騙された・・・といっても後の祭りです。
一般的に営業マンと、実際に施工する職人さんは別人です。
契約を取りたい営業マンは、値段を安くしてしまうこともあります。
あまりにも安い金額で契約した結果、下請けである職人さんにしわ寄せがきてしまいます。
中には適切な塗り替え工事ができず、手抜きせざるを得ないケースもあるようです。
価格重視で業者を選んだ結果、手抜き工事されたら意味がないですよね。
業者選びで失敗しないために
お金を無駄にしないためには、最安値で業者を探すよりも、信頼できる業者を見つけることが大事だとご理解いただけたでしょうか?
最後に業者選びで失敗しないように押さえておくべきポイントをご用意しました!
価格だけにつられない
価格については単純に安さをアピールするだけでなく、なぜお値打ちに提供できるのかという根拠まで納得がいく説明を求めてみてください。
口約束でなく、書面に残す
営業マンの人柄はとても大切ですが、口約束だけで書面に残さないのは危険です!
後のトラブルを防ぐためにも、工事の内容やお金についてはしっかり書面で残してくれる業者を選びましょう。
会社の所在地を確認する
手抜き工事をする業者だと、施工から数年たつとボロがでてくるので、所在地を変え、転々としている業者もあります。又ホームページをもたない会社も気をつけたほうがいいでしょう。
仕事ぶりが丁寧かチェックする
塗り替えリフォームはかんたんに手抜きができてしまう工事だからこそ、まじめで丁寧な仕事をしてくれる業者を選びましょう。ホームページやブログ、打ち合わせ書類など、きちんと記録しているかという視点で確認してみてください。
プロとしての知識や提案を聞いてみる
大切な住まいを任せるので、プロの知識や経験は必須です。
話を聞いてみて『なんか頼りないな・・・』と感じたら危険信号。
そのためにも、ご自身の予備知識を身につけておく必要もあります。
わからないからといって、業者に丸投げするのではなく、ご自身でも予備知識を身につけ、信頼できる業者に工事を依頼しましょう!
最適な外壁塗り替えのタイミングとは?
建物の定期的なメンテナンスが必要とは言っても、築1~2年の住まいには塗り替えリフォームは不要です。
一般的には、サイディングの外壁の場合、
初めて塗り替えの方で7~10年、2回目/3回目の方で10~15年が一つの目安です。
詳しく専門家に見てもらう前に、ご自身で住まいの状態を把握し、塗り替えのタイミングを知っておく方がよいでしょう。
外壁セルフチェック
新築の時に比べて、外壁の色が色あせて、くすんでいる
太陽からの紫外線により、外壁の塗膜が劣化した状態です。
劣化度:★
壁に手を擦りつけてみる
手に塗料の粉が付いたら、塗料が劣化している状態です。
いわゆるチョーキングという現象が起きています。
劣化度:★★
壁と壁のつなぎ目の部分を指で押してみる
コーキング部分を指で押して、弾力がなくなっている状態です。
その箇所から、水が漏れてくる可能性があります。
劣化度:★★★
外壁に苔や藻などがついている
外壁の汚れの70%は、外壁に付着した苔や藻が原因です。
苔や藻などは、放っておいたらあっという間に増殖してしまいます。
劣化度:★★★★
外壁がヒビ割れ、塗装が剥がれている
外壁や目地の部分がヒビ割れの状態や、塗装が剥がれたままの状態にしておくと、外壁が急激に劣化してしまい、塗装だけでなく、もっと大掛かりな補修が必要になってしまいます。この状態になる前に塗装をすることをオススメします。
劣化度:★★★★★
屋根セルフチェック
外壁のように、近くで見るだけでは確認することができませんので、遠くから状態を確認します。
(※屋根に登るのはとても危険なので、専門の業者に任せましょう。)
サビが見える(トタン屋根)
塗装面がぼろぼろになっています。
すぐに対処しないと雨漏りなど、もっと大変なことになります。
劣化度:★★★
かなり色が褪せている(カラーベスト)
塗装の色が褪せてしまっているだけでなく、防水効果が劣化していく可能性があります。
劣化度:★★
日光の当たり方や、使われている塗料などの条件によって傷み具合は異なります。
外壁の塗り替え時期を知るために、上記の外壁・屋根セルフチェックで現在の状態をしっかりと把握しておきましょう。