外壁・屋根塗装の基礎知識
震災被害を食い止める3つのポイント/外壁をサイディング化してお手軽耐震工事
備えあれば憂いなし!震災被害を食い止める3つのポイント
日本は海外でも珍しい地震大国であり、21世紀になっても、多くの人がその被害の大きさを目の当たりにしています。
決して他人事ではなく、いつ自分たちの身に降り掛かってくるかわからないのが震災です。
自分の家が本当に安心して住める家なのか、以下の3つの点に注意をし、必要であれば対策を検討しましょう。
■1.自分の家がいつ建てられたかで適切な対応を
家の耐震性を測る耐震基準は1981年、そして2000年に施行されています。1981年以前に建てられた家は、震度7の地震に耐えられない構造であることが多く、速やかな耐震工事が必要です。
1981~2000年以降に建てられた家は耐震性はあるものの、最新のものではなく、経年で劣化している可能性もあります。そして2000年以降の家は、性能は十分ですが、シロアリ被害などで機能性が落ちている可能性があるので、総合的な家の診断をしてみると良いでしょう。
■2.診断を受けて正しい耐震性を把握
また家の耐震性能はあくまでも確認申請であり、義務とは言えないのも現状です。中古住宅などを購入した場合など、不安がある時は、専門家の点検や耐震診断を受けて、正しい性能を知るようにします。
■3.本当に必要なリフォームをする
不安があった場合は耐震工事などのリフォームを行いましょう。しかし、中には正しい基準に沿った施工をしない、また不当な請求をするような会社もいます。複数の会社の見積もりをとり、必要な工事が何であるかを見極めて依頼をしましょう。
また、自治体によって工事に補助金が支給されることもあるので、積極的に活用しましょう。
外壁をサイディング化してお手軽耐震工事
大地震が相次いでいる現在の日本。いつ来るかわからない大地震への対策として、自宅の耐震工事を考えている人もいるのではないでしょうか。
しかし、耐震工事は費用以上に工程の手間がかかります。
家の内部から耐震工事を行う場合、柱や梁を補強したり取り替えたりするため、家具を移動させる必要があったり、場合によっては家の中をまっさらな状態にするため、仮住まいを探さなくてはならないことも。こうなると普段の生活に支障をきたします。
■外壁材を導入するお手軽耐震工事
最近増えている、お手軽な耐震対策をご紹介します。サイディングと耐震面材が一体化した外壁材を導入するという工事です。
外壁のみの工事になるので、日中に工事をしてもらえれば、それほど生活に支障をきたすこともありません。一度壁を壊し、耐震面材を貼り、その上にサイディングを施せば工事も終了です。
さらに最近では耐震面剤とサイディングが一体化しているものもあるので、それを使えばわずか2工程となり、工期も短く済みます。工期が短ければ職人の人件費もかかりません。全体的な工事のコストを抑えつつ日常生活への影響を減らせるので、手軽に耐震工事を行えるようになります。
万が一の自体に備え、できることは今のうちから対策しておきたいですね。