外壁・屋根塗装の基礎知識
カラフルな塗料の色を作る仕組み/新しい外壁材・樹脂サイディングのメリット
投稿日:2019年3月31日(日)
カラフルな塗料の色を作る仕組みとは?
外壁や内装に使われている塗料。色のバリエーションが豊富で、カラフルな塗装が可能です。
実はこれらのカラフルな色は、もともと同じ色から作られているのです。
ベースに色を配合して発色させる
例えば絵具で紫色を作る場合、赤色と青色を混ぜますが、塗料の場合は、色の作り方がまったく違います。塗料のベースは、白一色のみ。ベースに赤色、青色、黄色の原色を混ぜて色を作ります。
複雑な配合によって、実に2万色以上のニュアンスで発色させることができます。ビックリですね。
ベースの白に使われる酸化チタン
ベースの白には、酸化チタンという顔料を使います。酸化チタンは化粧品をはじめ、暮らしのあらゆるところに使われています。
カラフルな塗料で、素敵な空間を作っていきたいですね。
新しい外壁材・樹脂サイディングのメリット
外壁材には、木材、窯業サイディング、金属サイディングなど、さまざまな種類がありますが、樹脂サイディングはご存知ですか?
日本では比較的新しく使われるようになったものです。
家の壁に樹脂を使う
樹脂サイディングは塩化ビニールという樹脂でつくられています。
カナダを始め、北米では40%以上のシェアを占めていますが、まだ日本ではなじみが少ないかもしれませんね。商品のラインナップも少なく、「家の壁に樹脂を使う」という考え方がまだ浸透していないようです。
メリットは「軽い」「サビにくい」
樹脂サイディングの長所といえば、その軽さです。
セメントを主原料とする窯業サイディングの重さと比べると、わずか9分の1ほどです。外装材が軽いということは、工事が楽になるのみならず、家の耐震性も高まります。
その他にも、サビにくい、凍害や熱にも強い、ひび割れしにくいなど、多くのメリットがあります。
性能以外の面では、カラフルな外観が楽しめるのもうれしいポイントですね。