外壁・屋根塗装の基礎知識
シンプルな屋根は施工もメンテナンスも簡単
投稿日:2019年4月25日(木)
シンプルな屋根は住まいの設計から施工、メンテナンスの費用を抑えることができます。
また、雨が多い日本では、雨漏りなどが起きないよう、雨水がスムーズに流れていく事が重要です。リフォームをする際はデザインだけではなく、しっかりと雨風から家を守ってくれるかどうかも考えて選びましょう。
よく見られる屋根の形状としては4パターンがあります。
切妻(きりづま)
最も多く採用されている屋根の形状は切妻(きりづま)です。山型の単純な形状をしているため、雨漏りがしにくく、かつ低コストで施工が可能です。
豪雪地帯では雪はけをよくするため、傾斜を大きくする傾向にあります。また、太陽光システムを配置しやすく、南面に配置するケースもあります。
寄棟(よせむね)
切妻と同様に多く採用されている形状として、寄棟(よせむね)があります。
切妻よりも2面多い4面の構造の為、切妻よりはコストが高くなりますが、その代わり頑丈な造りとなります。嵐や台風にも強く、豪雪地帯でも採用されやすいかたちです。
入母屋(いりもや)
少し複雑な形状の入母屋(いりもや)は「切妻」と「寄棟」の特徴を合わせたような形状をしています。
構造が美しく、屋根を低く設計でき、外壁の面積を小さくできるというメリットがありますが、その代わりコストが高く、複雑な構造ゆえに雨漏りなどの不具合が発生しやすくなります。
片流れ(かたながれ)
片流れ(かたながれ)一方向に一面で傾斜している形状をした屋根です。シンプルな構造の為、コストが安く、不具合が起きにくい特徴があります。
換気の構造が取りやすく、小さい住宅でも大きく見えるメリットがありますが、軒下やひさしなどの外壁を守る構造がないため、外壁が傷みやすいというデメリットがあります。