外壁・屋根塗装の基礎知識
シンプルな屋根は施工もメンテナンスも簡単
シンプルな屋根は住まいの設計から施工、メンテナンスの費用を抑えることができます。
また、雨が多い日本では、雨漏りなどが起きないよう、雨水がスムーズに流れていく事が重要です。リフォームをする際はデザインだけではなく、しっかりと雨風から家を守ってくれるかどうかも考えて選びましょう。
よく見られる屋根の形状としては4パターンがあります。
切妻(きりづま)
最も多く採用されている屋根の形状は切妻(きりづま)です。山型の単純な形状をしているため、雨漏りがしにくく、かつ低コストで施工が可能です。
豪雪地帯では雪はけをよくするため、傾斜を大きくする傾向にあります。また、太陽光システムを配置しやすく、南面に配置するケースもあります。
寄棟(よせむね)
切妻と同様に多く採用されている形状として、寄棟(よせむね)があります。
切妻よりも2面多い4面の構造の為、切妻よりはコストが高くなりますが、その代わり頑丈な造りとなります。嵐や台風にも強く、豪雪地帯でも採用されやすいかたちです。
入母屋(いりもや)
少し複雑な形状の入母屋(いりもや)は「切妻」と「寄棟」の特徴を合わせたような形状をしています。
構造が美しく、屋根を低く設計でき、外壁の面積を小さくできるというメリットがありますが、その代わりコストが高く、複雑な構造ゆえに雨漏りなどの不具合が発生しやすくなります。
片流れ(かたながれ)
片流れ(かたながれ)一方向に一面で傾斜している形状をした屋根です。シンプルな構造の為、コストが安く、不具合が起きにくい特徴があります。
換気の構造が取りやすく、小さい住宅でも大きく見えるメリットがありますが、軒下やひさしなどの外壁を守る構造がないため、外壁が傷みやすいというデメリットがあります。
カラフルな塗料の色を作る仕組み/新しい外壁材・樹脂サイディングのメリット
カラフルな塗料の色を作る仕組みとは?
外壁や内装に使われている塗料。色のバリエーションが豊富で、カラフルな塗装が可能です。
実はこれらのカラフルな色は、もともと同じ色から作られているのです。
ベースに色を配合して発色させる
例えば絵具で紫色を作る場合、赤色と青色を混ぜますが、塗料の場合は、色の作り方がまったく違います。塗料のベースは、白一色のみ。ベースに赤色、青色、黄色の原色を混ぜて色を作ります。
複雑な配合によって、実に2万色以上のニュアンスで発色させることができます。ビックリですね。
ベースの白に使われる酸化チタン
ベースの白には、酸化チタンという顔料を使います。酸化チタンは化粧品をはじめ、暮らしのあらゆるところに使われています。
カラフルな塗料で、素敵な空間を作っていきたいですね。
新しい外壁材・樹脂サイディングのメリット
外壁材には、木材、窯業サイディング、金属サイディングなど、さまざまな種類がありますが、樹脂サイディングはご存知ですか?
日本では比較的新しく使われるようになったものです。
家の壁に樹脂を使う
樹脂サイディングは塩化ビニールという樹脂でつくられています。
カナダを始め、北米では40%以上のシェアを占めていますが、まだ日本ではなじみが少ないかもしれませんね。商品のラインナップも少なく、「家の壁に樹脂を使う」という考え方がまだ浸透していないようです。
メリットは「軽い」「サビにくい」
樹脂サイディングの長所といえば、その軽さです。
セメントを主原料とする窯業サイディングの重さと比べると、わずか9分の1ほどです。外装材が軽いということは、工事が楽になるのみならず、家の耐震性も高まります。
その他にも、サビにくい、凍害や熱にも強い、ひび割れしにくいなど、多くのメリットがあります。
性能以外の面では、カラフルな外観が楽しめるのもうれしいポイントですね。
機能性が高く地震にも強い外壁材とは?/雨戸革命で生活空間をぐっと快適に!
機能性が高く地震にも強い外壁材とは?
「金属サイディング」をご存知ですか?リーズナブルでメリット盛りだくさんのおすすめ外壁材です。
高品質で機能性に優れる金属サイディング
金属サイディングは、表面の金属板と裏打ちされた断熱材で作られています。軽量で、断熱性・防水性に優れ、火に強い、といった特徴があります。
板状の外壁材は、工場で生産されるため、品質にバラツキがなく、価格が抑えられているのも魅力です。
また、ひび割れしたり、剥がれ落ちたりする心配がなく、地震に強い外壁材です。
施工も簡単
取り付けが比較的簡単なため、施工する担当者によって仕上がりに差が出ることがありません。また、工期が短くなり、施工費が抑えられるのも嬉しいところです。軽さを活かして、今ある壁の上から貼ることもできます。
幅広いデザイン
金属サイディングはメタル調のスタイリッシュな見た目も魅力です。凹凸をつけて陰影をだしたものなど、模様のバリエーションも豊富です。
それ以外にレンガ、石、木目調など、さまざまな素材を再現したものも登場しています。選択肢が多いので、さまざまなパターンや柄のコーディネートが可能です。
見た目、機能性に優れた金属サイディング、ぜひ検討してみてください。
雨戸革命で生活空間をぐっと快適に!
雨戸というと、室内を雨や音から守ってくれる、家には欠かせない設備ですが、その一方で閉めるのが面倒、閉めると家が暗くなるし、梅雨時は湿気がこもるのでできるだけ閉めたくない、という方もいるようです。
しかし、網戸だけでは家の音なども外に漏れて、何をしているかが分かってしまい防犯面で不安になるというジレンマもあります。
そこで最新型の雨戸を取り付けることで、生活をぐっと快適にすることを考えてみましょう!
ルーバー付き雨戸
角度の調整できるルーバー(羽根)付き雨戸は閉じることで音や雨を遮り、半分開ければ雨や風をしのぎながら視線をシャットアウトし、直射日光を防いでくれるすぐれものです。開閉も簡単で手間いらずです。
断熱機能付き雨戸
断熱性のある素材を内包した雨戸です。暑い時、寒い時の両方で家の中の外気の影響をシャットアウトしてくれます。閉じることでエアコンの使用を抑えられるので、家計にもやさしいといえる雨戸です。
電動開閉機能付き雨戸
思い雨戸を開け閉めするのは、年を取ってくると大変な労力が必要です。しかし電動開閉機能付きの雨戸ならばワンタッチで開閉できて、かつ静音なものも多いです。タイマー機能で、朝決まった時間に雨戸を開ける、といったこともできます。
ホームセンターでこういった雨戸を見てみるだけでも、実は結構楽しいものです。無料で行ける簡単なレジャースポットかも!?
こだわりの屋根材/カバー工法で住んだまま屋根リフォーム
こだわりの屋根材
家を外気や温度から守ってくれる重要な鎧。それが屋根です。屋根の素材選びにこだわることで、家を長く守ることができますよ。
■屋根の塗装は目安10年に一度
屋根を長持ちさせるために欠かせないのが屋根の塗装です。常に風雨にさらされる屋根はどんな塗料で塗装をしても、次第に塗膜が薄くなっていくもの。
塗膜が薄くなれば断熱性などが低下するだけではなく、屋根自体が痛んでしまいます。元々の素材をしっかり保つためには、定期的に屋根の塗替えを行いましょう。
スレート屋根や金属素材の屋根は錆びたり苔が生えたりしますので、できれば10年に一度を目安とした塗り替えが必要です。美観を保つ意味でも、定期的なメンテナンスがおすすめです。
■メンテナンスを減らすなら屋根の素材選びを
屋根自体も劣化していくので、新築から30年ほどしたら塗り替えを考えなくてはいけません。費用が大きくかかってしまう可能性が高いので、耐久性の高い屋根素材を選んでおけばもっと長持ちするでしょう。
最近のスレート屋根で性能の良いものなら、30年塗り替え不要の商品も。
金属屋根では、細かい石のチップが吹き付けられているものもあります。天然素材の石が屋根を強化してくれます。
瓦屋根はメンテナンスの手間がほぼいらないのですが、重みや割れ、欠けなどの弱点があります。ただ、最近ではそういった欠点を克服した災害に強いものも出てきています。
ぜひ、商品の利点を考えて、長期的な付き合いのできる屋根素材を選んでください。
カバー工法で住んだまま屋根リフォーム
夏の日差しや風雨に日々さらされる屋根は、どうしても傷みが出やすいもの。塗装や補修などのお手入れをしていても、屋根の葺き替えが必要なときは必ずやってきます。
■葺き替えって何?
葺き替えとは、通常、今ある屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に取り替える作業のこと。工事が大掛かりで、工期は長く、費用も高くなります。しかし、屋根リフォームの一つにカバー工法があります。カバー工法であれば、短期間でできますよ。
■カバー工法ができる屋根の種類
カバー工法は重ね葺きとも呼ばれ、既存の屋根の上に新しい屋根材をかぶせる方法で、もとの屋根が平らな場合、スレート屋根や金属屋根などに適しています。
カバー工法をするには条件がいくつかあり、そのうちのひとつに、現状の屋根の下地が傷んでいないことがあげられます。また、軽量の屋根材を重ねるため、今よりも屋根が重くなります。そのため、工事前に耐震性を確認しなければなりません。
■工事は住んだままでもできる
カバー工法では古い屋根をはがす必要がないので、住みながら工事ができます。その上、工期が短くコストが抑えられるのです。
また、古い屋根の廃材が出ないという利点も。エコで環境に優しいとも言えますし、屋根が二重になることで断熱性や遮音性もアップします。
カバー工法で屋根のリフォームができればいいことずくめですね。
印象がガラリと変わる外壁リフォーム/外壁におすすめのフッ素塗料
印象がガラリと変わる外壁リフォーム
日頃、太陽光や風雨にさらされている家の外壁。
家を長持ちさせるためには、外壁の点検とメンテナンスが欠かせません。
メンテナンスの機会に外壁の重ね張りリフォームをすれば、住まいの外観を手軽にガラリと一新することができますよ。
■重ね貼りで外観を一新
塗り替えは簡単ですが、大きく印象が変わりません。しかし、今の壁をはがして張り替えるのは大変。
重ね張りは、既存の壁の上に金属サイディングを重ねる工法で比較的簡単です。
■さまざまな種類のサイディング
軽量な金属サイディングは色や風合いのある外壁材が多く、重ね張りに最も適しています。
2つの色を張り分けることもでき、デザインが豊富な上に、オリジナリティーのある外観にすることも。
お気に入りを見つけて、新築のような見た目によみがえらせてみませんか?
外壁におすすめのフッ素塗料
長く住めば、必ず外壁のメンテナンスをしなくてはならない時期がきます。
そんな時には、丈夫で長持ちするフッ素塗料がおすすめです。おすすめ理由をご紹介しますね。
■光や熱に強く丈夫なフッ素塗料
フッ素塗料とは、フッ素樹脂が入った塗料のことです。塗料同士が結びつく力がとても強いため、一度塗ると15~20年長持ちします。
さらに、雪や雨風を受けてもはがれにくいのです。さらに、熱や光に強く、汚れも簡単に落ちます。フライパンの表面にも使われていますね。
■見た目が美しく色も豊富
フッ素塗料は、塗ったあとの表面がとても綺麗です。艶があり、高級感が感じられる仕上がりになります。
そして、色の種類が豊富なので好みや家の外観に合わせて選ぶことができます。
もとの家の色を気に入っている場合、または思い入れがある場合はクリアタイプの塗料を選ぶとよいですね。
■塗り替え回数を抑えてコストダウン
外壁や屋根は、メンテナンスを定期的にすることが大切。長持ちの秘訣ですね。
しかし、メンテナンスを怠ると下地にダメージがでてしまいます。早め早めにお手入れをすることが重要です。
外壁や屋根の塗り替えをする際は、工事前の洗浄や足場組みなど、塗料以外にも費用がかかります。定期的に塗り替えるのであれば、回数を少なくしたいもの。そういった意味でもフッ素塗料はおすすめなのです。
次回の塗り替え時には、フッ素塗料も検討材料として考えてみてはいかがでしょう。
震災被害を食い止める3つのポイント/外壁をサイディング化してお手軽耐震工事
備えあれば憂いなし!震災被害を食い止める3つのポイント
日本は海外でも珍しい地震大国であり、21世紀になっても、多くの人がその被害の大きさを目の当たりにしています。
決して他人事ではなく、いつ自分たちの身に降り掛かってくるかわからないのが震災です。
自分の家が本当に安心して住める家なのか、以下の3つの点に注意をし、必要であれば対策を検討しましょう。
■1.自分の家がいつ建てられたかで適切な対応を
家の耐震性を測る耐震基準は1981年、そして2000年に施行されています。1981年以前に建てられた家は、震度7の地震に耐えられない構造であることが多く、速やかな耐震工事が必要です。
1981~2000年以降に建てられた家は耐震性はあるものの、最新のものではなく、経年で劣化している可能性もあります。そして2000年以降の家は、性能は十分ですが、シロアリ被害などで機能性が落ちている可能性があるので、総合的な家の診断をしてみると良いでしょう。
■2.診断を受けて正しい耐震性を把握
また家の耐震性能はあくまでも確認申請であり、義務とは言えないのも現状です。中古住宅などを購入した場合など、不安がある時は、専門家の点検や耐震診断を受けて、正しい性能を知るようにします。
■3.本当に必要なリフォームをする
不安があった場合は耐震工事などのリフォームを行いましょう。しかし、中には正しい基準に沿った施工をしない、また不当な請求をするような会社もいます。複数の会社の見積もりをとり、必要な工事が何であるかを見極めて依頼をしましょう。
また、自治体によって工事に補助金が支給されることもあるので、積極的に活用しましょう。
外壁をサイディング化してお手軽耐震工事
大地震が相次いでいる現在の日本。いつ来るかわからない大地震への対策として、自宅の耐震工事を考えている人もいるのではないでしょうか。
しかし、耐震工事は費用以上に工程の手間がかかります。
家の内部から耐震工事を行う場合、柱や梁を補強したり取り替えたりするため、家具を移動させる必要があったり、場合によっては家の中をまっさらな状態にするため、仮住まいを探さなくてはならないことも。こうなると普段の生活に支障をきたします。
■外壁材を導入するお手軽耐震工事
最近増えている、お手軽な耐震対策をご紹介します。サイディングと耐震面材が一体化した外壁材を導入するという工事です。
外壁のみの工事になるので、日中に工事をしてもらえれば、それほど生活に支障をきたすこともありません。一度壁を壊し、耐震面材を貼り、その上にサイディングを施せば工事も終了です。
さらに最近では耐震面剤とサイディングが一体化しているものもあるので、それを使えばわずか2工程となり、工期も短く済みます。工期が短ければ職人の人件費もかかりません。全体的な工事のコストを抑えつつ日常生活への影響を減らせるので、手軽に耐震工事を行えるようになります。
万が一の自体に備え、できることは今のうちから対策しておきたいですね。
症状で見る外壁塗装の注意点・屋根の素材を「ガルバリウム鋼板」に変えるメリット
この症状が出たら要注意?外壁塗装の注意点
外壁は家の中を快適に保つため、非常に重要な役割を持っています。そんな外壁をさらに守るのが、外壁の塗膜です。
塗膜が薄くなり、機能性が落ちる前にチェックしておくべき点とは一体何でしょう?
■外壁塗装は10年が塗り替え目安
外壁の塗膜はだいたいどんな塗料を使っても、10年ほどで劣化をしていきます。表面が粉を吹いたような状態になり、触った時に手に白い粉が付く。このような状態になれば塗替えを検討したほうが良いでしょう。
■塗膜が割れてきたら要注意!
さらに注意をしなくてはいけないのが、ペンキの塗膜にひび割れや剥がれが見えたとき。ここで放置をすると、外壁の下地が露出し、雨や風、湿気が侵食しはじめます。下地が侵食されると外壁自体が損なわれ、建物自体に傷みが生じることも。塗膜の割れを発見したら、なるべく早めに塗替えを検討しましょう。
■塗り替えの費用は?
塗り替えが必要かもしれない。でもいくらくらい?
費用はどれくらいなのか、やはり不安ですよね。
2階建てで100平方メートル程度ならば、足場代も含めて60~90万円程度でしょう。もちろん塗料の種類によっても変わってきます。塗料はアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素などが主ですが、一般的にアクリルが一番安く、フッ素やシリコンがそれより高くなります。ただ、その分耐久性もよいので、業者の方と相談し、希望にあったものを選ぶようにしてください。
家族を守る大切な家。信頼できる業者さんに頼みたいですよね。
下地調査をしてくれるか。しっかり下塗りをしてくれるのか。上塗りはどれくらいしてくれる?工程は記録してくれるのか?
安心できて、頼りになる業者かどうか、しっかり見極めてください。
屋根の素材を変えるだけでスタイリッシュな家に生まれ変わる!
屋根の塗装は定期的に行わないと、色も褪せ、苔などが生えて美観が損なわれてしまいます。またそれだけではなく断熱性や湿度を防ぐなど、家を守る機能も低下していってしまうのです。
そこで家をしっかり守ってくれる「ガルバリウム鋼板」製の屋根に交換し、快適かつ見た目もきれいな我が家にしてみましょう!
■1.ガルバリウム鋼板とは?
ガルバリウム鋼板は鋼板にアルミを含んだメッキを施した素材になります。金属製の屋根というと、サビが大敵になりますが、ガルバリウム鋼板はアルミと亜鉛のハイブリッドなので、アルミならではの、錆びにくいという特徴を持っています。
■2.ガルバリウム鋼板のメリット
ガルバリウム鋼板は非常に耐久性が高く、塗装も20年持つなど、メンテナンス費がかかりません。酸性雨にも強く劣化せずしっかりと家を守ります。そして軽量なので地震などの災害でも崩壊しにくいのです。断熱塗料を塗れば断熱性をもたせることもできます。
■3.デザイン性の豊富さも魅力
ガルバリウム鋼板はトタンなどよりも見た目にもスタイリッシュで、さらに豊富なデザインが揃っています。外壁との組み合わせ次第で、アメリカ西部風、北欧風、アジア風など様々なテイストを家に持たせることができるでしょう。
暖かい遮熱塗料と断熱塗料・クリアー塗装で塗りたての鮮やかさ
知ってましたか?塗料を変えるだけで室内の温度がこんなに変わるんです!
屋根や外壁の塗装時に、値段や色だけで塗料を選んでいませんか?実は塗料にもいろいろな機能性があり、遮熱塗料や断熱塗料を選ぶと、家の住居性を大きく高めることができるんです!
■1.遮熱塗料とは
遮熱塗料は降り注ぐ太陽光の赤外線を反射する性能を持った塗料のことを指します。赤外線を屋根の表面で反射すれば、屋根の温度の上昇を防ぎ、その結果外気の温度によって室内の温度が上昇するのを防ぐことができます。
夏の暑い日には遮熱塗料とそうでない塗料では、屋根の表面温度が20℃ぐらい変わってくることもあります。
室内の温度も3℃ぐらい変わってくるので、冷房の設定温度を下げる必要もなく、省エネ生活ができるのです。外壁も遮熱塗料を使えば、さらに効果的です。
■2.断熱塗料とは
遮熱塗料は夏野日光の赤外線を防いでくれますが、冬は特に機能性を持ちません。しかし断熱塗料は、外気の室内への伝達を防ぐ機能を持っています。
つまり夏は室内に高温が伝わるのを、冬も室内に低温が伝わるのを防ぐ効果があるのです。夏も冬も断熱塗料を使えば1年中快適に過ごせるでしょう。
さらにこれらの塗料を使えば、塗料の劣化も起きにくいので、結果として塗装をこまめにする必要もなくなって、大変経済的ですよ♪
見えない節約はこんなところから始まるんですね。
甦れ外壁!クリアー塗装でまるで塗りたての鮮やかさを再現
家の外観で最も目立つポイントといえばやはり外壁ですよね。きれいな新築の家も10年もすれば色がくすんできますし、見た目の問題だけにとどまらず、家を湿気や気温など外気から守ってくれる役割も持っています。
そんな外壁はできれば10年単位で塗装をして、機能面も色彩面でも満足できる状態にしておきたいですが、2階建て以上の戸建になると、どうしても数十万円、大きな家ならば百万円単位で費用がかかってしまうこともあり、なかなか定期的にやるのは家計的に難しい…。またお気に入りの外壁の色が変わってしまうので、あまり行いたくない。そんなご家庭もありますよね。
そこでご提案をしたいのが外壁へのクリアーな塗料でのコーティング処理です。
■クリアー塗装のメリット
- 一般的に外壁に使われる素材である窯業サイディングであれば、その上からクリアーな塗料でコーティングをすることにより、紫外線のカットや変色、劣化などを防ぎ、サイディングの色彩や機能を保ったまま寿命を伸ばすことができます。
- 一般的な外壁塗装よりも塗装に費やす時間も少なく、塗装も簡単なので早めにクリアー塗装を外壁に施しておけば、外壁の塗料も長持ちし経済的に機能性や色彩を保つことが可能になるのです。
せっかくの我が家はずっと新築同様にきれいな状態にしておきたいもの。そのために早め早めのクリアー塗装を検討してみてはいかがですか?